相続現場の本音

登記と利用が違う・・・Aさん

本を読んだAさんより、両親が住んでいる実家の不動産名義を、叔父の名義 から実体に合っている父の名義に変更を行いたいという相談がありました。

もとの相続は、昭和57年に亡くなった祖父の時でした。
祖父の死後、昭和58年に遺産分割協議が成立し、現在に至っていますが、本家敷地は、5分割に分筆されており、内4つの分筆分を叔父へ、1つの分筆分を父と叔父のそれぞれ(52/48%)の共有持分と
して登記をされていました。実際には叔父は本家の土地と係わっていない為、固定資産税は父が負担し続けています。

もとはといえば、叔父(次男)は既に土地を離れており、当時より相続の意思がなかったにも関わらず、分割協議の全てを知り合いの会計事務書(税理士)に依頼したため、当時の祖母の意向も反映され、父・叔父共に内容を理解せずに協議が成立してしまったということのようです。

現状を放置すると今後必要時の一切の土地活用が不可能になるばかりか、対象不動産は 父・叔父の死亡による2次相続時に身内間の(従兄弟間、または叔父の妻方)分割になり 、その際も一切土地活用は不可となり将来に渡りその土地に住む(または活用する)こと も不可能になるということに気づき、解決策を探す相談に来られたのです。 幸いにして、叔父もその家族を含め祖父の遺産相続に関する内容の不備を認め両家に負担 の最小限となる方法で本件の解決に全面協力頂く意思を確認しています。

現在、名義を変えるには、売買と贈与の両方がありますが、どちらも税金がかかりますので、伯父から兄、あるいは兄の子に「遺贈」をする方法が一番リスクが少ないという結論に達しました。兄弟の理解と協力が得られるときが解決のチャンスとなります。

 (理事長 曽根恵子 17.05.29) 

株式会社 夢相続 : 2005年05月30日


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