相続現場の本音

なぜ遺言を残さなかったのか

認知した子供がいるのになぜ遺言書を残さなかったのか!?

外科病院経営の父親が亡くなったBさんから、
分割協議の依頼を受けました。

Bさんの父親は妻を亡くしてから
気力を落としたのか、3年後に妻の後を追うように
病魔に倒れ、程なく亡くなってしまったとのこと。

Bさんの父には認知した子供があり、総合病院を経営している
Bさんの父は、両親からは認知のための金銭的な補助をしてもらう
かわりに跡継ぎの立場を追われたのです。

父の相続人はBさんと弟と認知された子の3人。
Bさんは会いたくもないし、財産を分けたくないというのが本音でした。

しかし、父の遺言書がないので、相続手続きにはもうひとりの
きょうだいも遺産分割協議に実印をもらわないことには終わりません。

認知された相続人から出た言葉は
「父らしいことをしてもらった記憶はないので、父と思っていない」とのこと。

幸い、両者の折り合いを見つけて
遺産分割協議を終えることができましたが
「高圧的に話を持ちかけられたら協力するつもりはなかった」とも。

きょうだいなのに、感情は他人以下、もう修復はできないと痛感しました。

いまでも不思議なのは、なぜ賢明なBさんの父が
遺言書を残さなかったのか?ということ。

こどもに余計な憎しみや争いは残さないことが
親の務めではないかと思った次第です。
                    
16.6.21 理事長 曽根恵子

相続実例ReportMail Vol.1(2004.06.21発行)より抜粋)

株式会社 夢相続 : 2005年06月07日


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