相続現場の本音

子供がいない人の相続

子供がいない人の相続は前途多難

Mさんは4人姉弟の一番下、
長男、長女、次女、Mさんという順番です。

長男とMさんは結婚していますが、
姉二人は結婚に恵まれずに独身を通しました。

Mさん家族と姉二人は
実家の土地に建てた3階建ての自宅に住んでいます。

父親が亡くなったときに、自宅はMさんと姉二人が相続、
長男は父親の生家の土地を相続し、それを売却して
別に自宅用地を購入することで合意。

これで父親の相続の手続きは終わっていました。

家も老朽化してきたことや娘の結婚も決まったことから、
Mさんは2世帯住宅に建て替えたいと考えました。

それには資金がないので、
土地を半分売却して建築費に充てるしかありません。

ところがここで問題が出てきました。

2年前に亡くなった姉の名義のことです。
売却するには一端、亡くなった姉の相続登記をします。
姉の相続人は長男、次女、Mさんですが、長男は既に
亡くなってしまったので、2人の子供が代襲相続人となります。

ところが長男の家族とは既に疎遠になっており、長年の確執があります。

事情を説明して、代償金を準備するので協力してもらいたいと
申し出をしましたが、長男家族は聞く耳持たずという状態で、
当事者同士では話し合いをしたくないということで
弁護士を立ててきました。
どうも金銭ではなく感情的なことが原因のようです。

この相談で切実に感じたことは、亡くなった姉が
遺言書を残してくれていればこうした問題は回避できたのに、
なぜ準備しなかったのかということです。

長年の確執があればなおのことで、
そうしたアドバイスをする人がいなかったことは悔やまれます。

16.7.2 理事長 曽根恵子

相続実例ReportMail Vol.3(2004.07.05発行)より抜粋)

株式会社 夢相続 : 2005年06月10日


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