相続現場の本音

土地・不動産・等価交換方式

等価交換はメリットがあったのか?

Kさんの父親が亡くなり、
申告についての相談に来られました。

公務員のKさんは几帳面ですでに財産の整理もしてあり、
相続税はかからないと判断できました。

問題は残った自宅のローンで、
すでに差し押さえ寸前になっているとのこと。

それには特殊な理由がありました。

祖父の相続で長男の叔父が不動産を多く相続し、
父は半分以下だったので、自宅のローンは援助する約束でした。

叔父はゼネコンに勧められるまま等価交換で
分譲マンションを建て1室に居住していましたが、バブル崩壊で
予定額での販売ができず、賃貸マンションに切り替えたとのこと。

ところが予定した家賃にならず返済に窮し、競売に。
現在は明け渡して賃貸マンション住まいという結末だとのこと。

そうなれば叔父はKさん宅の援助をする余裕もなくなり、
父も年金暮らしで返済できなかったので、
今やKさんも自宅を売却するしか返済のめどはつきません。

結局は建てることを勧めたゼネコンだけが利益を得て、
ひとり勝ちだったのではと思いたくなります。

バブル崩壊が原因だけではないはずです。

資産家であっても土地を生かしてくれるいいパートナーを選ばないと
失うものが大きいと改めて考えさせられました。 

16.7.16 理事長 曽根恵子

相続実例ReportMail Vol.5(2004.07.19発行)より抜粋)

株式会社 夢相続 : 2005年06月15日


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