相続現場の本音

土地評価と相続税の節税

作戦勝ちした土地の評価

農家のKさんの申告のコーディネートをしたときのことです。

財産のほとんどが土地というK家ですが、
市街化の農地で生産緑地に指定してある畑は
亡くなった父親からKさんが生前贈与を受けています。

名義はKさんでも相続財産としなければならないので
相続税は2億円5千万円と予想されました。
農地は相続税の納税猶予を受けられるので、
実際に納税するのは1億2700万円です。

しかし、大変な額なので節税を目指しました。

土地の評価が下がれば相続税も減額できます。
大きいのが自宅と隣接する畑で、生産緑地の指定は受けていません。
自宅が500坪、畑が500坪あり続いていますが、
真ん中に私道を通しています。

この1000坪の土地を一体として区画割図を作成し、
宅地造成した場合の有効宅地率を出して評価しました。

この評価を採用すると納税は8200万円になり、4500万円の
節税が実現します。担当の税理士の先生はこの案に難色を示し、
税務署は通らないかもしれないので責任を持てないとの見解でした。

そこでKさんには修正申告を余儀なくされるかもしれないことも
了解してもらい、スタートを低い評価にして有利にする方を選択して、
税理士の先生を押し切り、申告を終えたのです。

その後、税務調査も終わりましたが、調査は
預金関係だけで追徴もなく、相続税は確定しました。

税理士の先生が通らないかもとした評価は
添付資料もあり、合法的と認められたようです。

いわば、作戦勝ち!

税理士の先生の常識も経験もときにははずれるようで、
こういう方法があるのを教えてもらってよかったと言われる始末。

Kさんには多少の追徴も覚悟してもらっていましたが、
余計な心配に終わり本当に感謝されています。

16.7.23 理事長 曽根恵子

相続実例ReportMail Vol.6(2004.07.26発行)より抜粋)

株式会社 夢相続 : 2005年06月16日


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