相続現場の本音

身内の税理士と相続税

不本意でも身内の縁は切れない Sさん

Sさんの実家は福井県の旧家で、代々女系家族です。
Fさんの祖父も父も養子でした。

ほとんどの財産を所有する祖母はまだ健在ですが、
曾祖父が亡くなったときに 養子であった祖父にも財産を分け、
それをまた祖父から父に相続させたいきさつがあります。

その額は10億円程度。

順番でいけば祖母が先となりますが、
先に父が亡くなってしまったのです。

相続の申告を誰に頼むかを親族で話し合った結果、
祖母のいとこで、国税局OBの税理がいいだろうという
結論になり、相続人3人で依頼にいきました。

49日の法要も済ませ、一段落したときなので、
いよいよこれからというときです。

税理士と一緒に現地調査も済ませ、
必要な書類も全てあずけてSさん家族は一安心したとのこと。

ところがそれからが問題です。

その後、3ヶ月経っても音沙汰がないので、再度
税理士のもとを訪問すると、仕事が混んでいるので
手を着けられるのはまだ先だとのこと。

評価や相続税の概略も出せていないというのです。

S家は税理士の支持で、納税は物納しかないので、
一番いいころを物納するべく測量もしていました。

なんとか早くしてもらえないかとお願いしたところ、
それなら他に頼んでもらってもいいと、とりつくしまもない
感じだったようです。

こちらに相談があったときは
期限まで残る時間は2ヶ月ないというころでした。

相続人として早く決断することを説明して、
家族で相談してもらいましたが、その税理士を
断ることには祖母からどうしても賛成してもらえないとのこと。

狭い地域でしかも身内では無理がないかも知れませんが、
相続の成果は得られないことを思うと残念だとしか思えません。

しかし、こうした現実がほとんどであり、
不本意ながらもなくなく相続税を払う人が多いのです。

16.9.21 理事長 曽根恵子

相続実例ReportMail Vol.15(2004.09.27発行)より抜粋)

株式会社 夢相続 : 2005年07月05日


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