相続現場の本音

遺産分割協議と相続税対策

相続人でない嫁にも相続税?納得できなかったKさん

父親が亡くなったKさんの遺産分割協議のお手伝いをしました。

Kさんはすでに嫁いだ立場で
相続人は実家に住む母親と弟の3人です。

母親は一緒に住む弟夫婦に気兼ねがあるのか
相続の手続きを仕切ったのは弟でした。

申告も弟が依頼した税理士が担当することになっていましたが
Kさんは本を読んで、こちらに相談に来られました。

自分が納得する相続をしたい、できるだけ節税して、
父の財産を残したいという気持ちだとのこと。

弟が依頼した税理士は相続には慣れていないようで、
Kさんは信頼できないのでこちらに依頼したいという
意向でしたが、それは弟が譲りません。

税理士は遺産分割協議には入ろうとせず、
決まれば計算するという態度です。

そこでKさんの依頼で
遺産分割協議のコーディネートをしました。

弟の提示する内容は、
自分がほとんどを相続する意向のため、
配偶者の特例はほとんど利用せず、
Kさんには現金だけ、全財産の5%程度とのこと。

当然ながらKさんは納得できないとのこと。

こちらはKさんに法定割合相当を現金と土地で要望し、
配偶者の取得も増やして納税額を減らすことを提案しました。

期限間際までかかりましたが、納税を1億円減額でき(25%減)
こちらの希望通りの遺産分割協議が整い、申告は終わりました。

Kさんも相続した現金で納税は済ませました。

その後、申告書の控えを確認してみると、いくつかの間違いを
指摘することができ、現在は、こちらで更正請求の準備中です。

大きなことは生命保険の評価が間違いで高かったこと、
相続人でない弟の嫁も生命保険の被保険者になっていたため
申告書の相続人欄に記載し、相続税を割り当ててしまったことです。

それを配偶者が取得する
遺産分割協議をすることでさらに節税する方針です。

遺産分割協議書にも間違いがあったため、調印の場で
訂正しましたが、相続に不慣れなことが明白なことばかりでした。

全部任せて頂ければもっと成果は出せたのにと残念ではありますが、
Kさんなりに納得して頂いたことがせめてもの幸いでした。

16.10.3 理事長 曽根恵子

相続実例ReportMail Vol.16(2004.10.04発行)より抜粋)

株式会社 夢相続 : 2005年07月08日


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