相続現場の本音

公正証書遺言と遺産分割

妹に仕組まれた相続 Kさん

Kさんの父親は土建業の会社を経営してきましたが、
子供は娘2人だったことから、Kさんの夫が会社を手伝っていました。

父親からは婿養子になってもらいたいという申し出がありましたが、
あいにく一人息子なので、実現しないままとなっていました。

父親としては仕事だけでなく、家の跡継ぎがほしいという希望で、
妹の夫が婿養子になることで一段落したのです。

妹夫婦は両親と同居しているわけでなく、
夫婦で調剤薬局を営んでいます。

Kさん夫婦も両親と同居はしていませんが、父親の会社を手伝っており、
父親名義の土地に家を建てて住んでいます。
父親も会社はKさんの夫に任せると公言していました。

ところが父親が亡くなったとき、妹から公正証書遺言が提示され、
Kさんは、その内容に愕然としたとのこと。

Kさんの夫が引き継ぐ会社の株は経営にタッチしない
妹夫婦が75%が経営にタッチしない妹夫婦、Kさんが15%、
代表者であるKさんの夫が10%となっているのです。

また会社の土地、建物は妹が相続することになっており、
納税のために物納か売却するつもりだということも
聞かされたということです。

Kさん夫婦にとってはあまりに不条理な遺言で、
どう考えても父親の意思で書いた内容とは思えない
とのことで、妹との仲は既に険悪となっています。

妹は他にも土地や賃貸マンションも相続する予定で
どうしても会社の不動産がないと困る状態とは思えません。

Kさんにすれば、姉妹の仲を裂くための遺言書
だとしか思えないとのこと。

公証人や証人がもう少し配慮して父親にアドバイスしていれば
この事態は避けられたのにと思うと残念です。

16.10.23 理事長 曽根恵子

相続実例ReportMail Vol.19(2004.10.25発行)より抜粋)

株式会社 夢相続 : 2005年07月26日


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