さ行

相続放棄

相続放棄とは

相続放棄とは、被相続人の財産のすべてを放棄し、
一切の財産を相続しない方法の事をいいます。

亡くなった人の遺産より借金のほうが明らかに多い場合には、
この方法を選択したほうがよい事になります。

相続の放棄をするには、相続開始を知った時より3ヶ月以内に、
家庭裁判所に相続放棄申述書を提出しなければなりません。(民法915条)

この申述書が家庭裁判所で正式に
受理される事によって相続放棄の効力が発生します。

尚、被相続人の遺産と負債の額が不透明な場合等は
3ヶ月という期間を家庭裁判所に申請を行う事で延長して
貰う事ができます。(民法915条但し書き)

相続放棄があった場合には、その放棄をした相続人は
最初から相続人でなかったとみなされますので、
相続放棄者の子や孫に代襲相続は行わません。

したがって遺産は、残った相続人
(放棄をしていない相続人)で分割することになります。

※相続放棄がいったん受理されると、詐欺、脅迫などの
  特別な理由がない限り放棄を撤回する事はできません。

※第1順位の相続人が相続を放棄した場合は、第2順位又は
  第3順位の相続人が代わって相続人となります。

場合によっては、相続人になる全ての者が相続放棄をする必要があります。


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株式会社 夢相続 : 2005年08月25日


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コメント (4)

やよいさん :

父が他界して、多額の借金がわかったので
相続放棄の手続きをしています。

父名義で借りているアパートに
母が住んでいますが、このまま住んでいられますか?

アパートも借家権としてお父様の財産として評価されます。

ですのでお母様がこのまま契約を解除せずに
住み続けると単純承認と見なされる可能性もあります。

この場所に住み続けたいのであれば、相続放棄をした後に
新たに契約を結べば宜しいかと思われます。

おかべさん :

事業失敗による多額の債務を負った父が
自己破産しています。

その債務の連帯保証人になっていた祖父が
先日、他界いたしました。

親族では相続放棄の手続きをする話を進めていますが、
債務の総額を調べるのに時間がかかりそうです。

どこまで厳密に、家裁へ提出する申述書に
負債額を記入すればよろしいのでしょうか。

あるいは、債務に関する書類の添付等も
必要になってくるのでしょうか。

上記おかべ様のコメントについて回答させて頂きます。

まず、負債についての添付資料ついてご説明致します。

「相続放棄の方式は、大体において限定承認の場合と
 同じであるが、財産目録を作って提出する必要はない。
 相続される人の住所または相続が開始したところの
 家裁に放棄の申出書を提出しなければならない。」
 (家審規99条、114条1項)

このように定められておりますので、
特に添付する必要はないと思われます。

申出書の金額についてですが、記載欄に「約」とありますので、
おおよその数字でもいいと思われます。

もしご不安のようでしら、直接家庭裁判所に
確認することをお薦め致します。