相続現場の本音

遺産分割協議と法定割合

権利が少ない人ほど主張する! Yさんの姉の相続

Yさんの姉は独身を通し、
ずっと自分で飲食店を経営しておられました。

父親は早く亡くなりましたので、
20年ほど前母親と共有でマンションを購入し、
一緒に生活をしておられました。

登記は2分の1ずつです。

両親は面倒見のいい人達で実子が5人もありながら、
遠縁の2人と養子縁組をしていました。

今となってはYさんもそのいきさつをしらない程ですが、
父母は養子縁組の解消をしないまま、亡くなってしまっています。

今回は姉が亡くなり、Yさんが葬儀やマンションの整理を進めました。

あわせて相続の手続きも必要ですから、
こちらに相談がありましたので、相続人を確認したところ、
10年も前に亡くなっている母親の名義も
変わっていないことがわかりました。

マンションの名義は共有ですから、母親と姉の
相続手続きを一度にしようとすると相続人は13人。

Yさんのきょうだいと、おい、めい、それと養子というメンバーですが、
皆協力的で快く書類を準備して下さいました。

ところが亡くなった養子の子供の1人が協力しないとの回答。

正確には当事者の夫が代わりに出てきて、
印は押さないという主張です。

財産はマンションのみで評価は数百万円、
その人の権利の法定割合は30分の2ですから、
法定で争うほどの価値にはなりませんが、売却できた暁には
法定割合分を分けることは最初に伝えてあるのです。

マンションという資産もありますが、
固定資産税や管理費という負債も発生するわけですから、
長引いても得策ではないマイナス面を伝えて理解してもらうようにし、
解決に向けての方向性を見つけていくことが課題です。 

16.12.11 理事長 曽根恵子

相続実例ReportMail Vol.26(2004.12.13発行)より抜粋)


株式会社 夢相続 : 2006年04月26日


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