相続後(申告・遺産分割・登記等)

第三者への相続分譲渡

■ 相続人以外の者に遺産を相続させるには Bさん

【相談内容】

知人Aが亡くなりました。
Aの法定相続人は妻、長男、長女の3人です。遺言はありません。

遺産分割に関し、親戚間の諸事情から、Aの遺産のうちの一部を
被相続人Aの兄弟のひとり(当然相続権はありません)に取得してもらいたい
との意向で、法定相続人(放棄予定なし)3人全員が一致しています。
(被相続人の意思でもあったらしい)

一般論として、遺産分割協議で相続人全員の同意があれば
遺産分割は自由ということですが、いろいろと調べてみても、
そこに法定相続人や相続人以外の者が出てくる場合の記述が
なかなか見当たりません。

このようなことは遺言なしで可能なのでしょうか。

また可能とした場合、この財産の取得は、遺贈(に準ずる)と
考えれば良いのでしょうか。

相続税法では「相続又は遺贈により・・・」という記述になっていますし、
またこの財産が土地の場合は取得に際し諸税金の手続きも
必要となってくるため、併せてお尋ねいたします。


【回答】

今回A様のご兄弟は相続人ではありませんが、
遺言がなくてもA様のご兄弟に譲る方法はあります。

相続人のどなたがかA様のご兄弟に譲る遺産を相続し、
一度名義をその相続人に変更し
次にその相続人からA様のご兄弟へ贈与する方法か、
相続人の誰かがA様のご兄弟に相続分を譲渡する方法が考えられます。

遺産分割協議成立前であれば、
相続分の譲渡は法定相続人以外の第三者へすることも可能です。
相続人の地位そのものを譲渡する事になります。

この際、後日の紛争を避ける為また相続登記などに必要になるので
書面(相続分譲渡証書) にしておくのが一般的です。

遺贈とは遺言により財産を譲る事を言います。
遺言書がありませんのでどちらの方法も遺贈で取得した事にはなりません。

株式会社 夢相続 : 2007年06月28日


相続対策セミナー開催のご案内

株式会社 夢相続HPへ